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てらすラボ編集部

てらすラボアワード2022受賞 ストラートデザインの「オフィスのお片付け」

2022年3月に開設した当サイト(てらすラボ)では、これまで様々な企業やサービスを(勝手に)図解してきました。2022年に公開した図解の中から、特にコミュニティ活性化に貢献した「あなたのオフィス、整理されていますか?」をベストパフォーマンス賞として(勝手に!!)選出!

受賞したストラートデザイン代表の大德弘恵さんに『オフィスの片付けサービス』についてお話を伺いました。



目に見えている空間と心は密接に繋がっている


大德さん:私自身の“片付け業界”歴はそれほど長くなく、しかも、もともと片付けも大の苦手、大嫌いでした。


── えー!意外ですね!


大德さん:そうなんですよ。でもコロナ禍で家にこもる時期が長くなり、前職の仕事も少しうまくいかなくなった時期があったんです。

その時に気持ちが荒むと空間が荒れる、空間が荒れるとさらに落ち込む…と、

どんどん負のスパイラルにはまってしまって…。

その時ふと我に返って、

「ひょっとして目に見えている空間と心は密接に繋がっているのでは…!」

ってことに気づいたんです。


ストラートデザイン代表の大德弘恵さん
大德弘恵さん

そこで、「これはこの空間の片付けができるようにならないと、負のスパイラルから脱出できない」って思って、もともと知り合いだった、ある片付けのプロを頼って、電話したんです。

「弟子にさせてください!」って(笑)

そして弟子にしてもらうことができました。

そこから半年間ぐらいアシスタントとして片付けの現場経験を積みました。

そのときは個人の顧客が多くてご自宅の片付けが多かったのですが、たった1件だけ、法人の顧客があったんです。

その法人はスマホを販売している会社で、そのバックヤードを片付けていくわけです。

スマホのチラシとかノベルティとか大量にあったものを、ただ片付けるだけでなく、社員さんの動線を考えて整理してあげたんです。色々なモノの定位置を決めてあげたり…。

その仕上がりに対して社長や社員の皆さんがとっても喜んでくれたんです。


「捜し物の時間が減ったね」

「忙しいときにあっちこっち動くストレスがなくなったね」

「無駄なストレスが減って、メンバー同士のコミュニケーションが厚くなったよね」


などなど、絶賛してくれたんです。

経営者である社長も大絶賛してくれて、

「この片付けサービスは、オフィスにこそ必要だ!」と気づいたのです。

色々調べましたが、まだ世の中にサービスとしてない…これはチャンスだ! とビビビっと来て(笑)、今の会社を立ち上げました。


── 気づきのセンスがすごいです! しかもビビっと来てから会社をすぐに立ち上げるなんて、そこもすごい!


“古き良き”企業のお片付け


大德さん:オフィスの片付け依頼は一つの業種に偏っているわけではありませんが、

“古き良き”が残っている企業さんからの依頼が多いんです。

“古き良き”が残っているところは紙の資料がたまっていて、かつ属人的な傾向にあります。

オフィスの片付けは“属人的なところ”を脱却するという作業でもあります。

それは会社の未来にとっても絶対的に必要なもので、人の入れ替わりや引き継ぎなど、いろんなリスクを考えた時に誰もがわかる仕組みを作っておくというのがとても大切です。

仕組みを作るためには、ある程度、その企業の中身を理解する必要があります。

なので、業務の動きや人の流れの確認は必ず行っています。

そういったヒアリングにかなり時間をかけています。


── 丁寧な仕事を心がけてらっしゃるのですね。今後はどのような展開をお考えなのでしょうか?


ストレージ×アートでお客様の発展に寄与したい


大德さん:今後は定額のメニューを考えています。

すでに定額でご契約いただいている企業さんもあるんですけど、定期的にスタッフが伺って整理をするということをやっていきたいと思っています。

定額のサービスが合うのは常にモノが入り続ける企業さんです。

例えばメーカーさんや薬局といったサンプル品がたくさん入ってくるところですね。

サンプルや新しいカタログがどんどん入ってくる企業さんでは、どんどんどんどんモノが入ってくるのを、誰かが仕分けして、誰かが収納して、収納するだけじゃなくアウトプットする作業も必要になる。

そうしていかないとオフィス空間では足りなくなってしまいます。

定額メニューならその“入り”と“出”を管理するっていう役割を果たせます。

例えばご契約いただいているインテリア会社さんでは、カタログや建材のサンプルが大量に入ってきます。

それらをまとめ私たちが管理している「新作展示コーナー」として、そこにコメント付きで展示しています。

「○○メーカーさんからこんな商品が出たそうです。ご確認ください」といった感じで…。

それをデザインの皆さんに見てもらって、2週間したら、それを下げて、また次のものを置いて…ということをやっていたりもします。

企業によってニーズも違うので、ヒアリングをして企業さんに合わせてカスタマイズしていく感じです。


あとは、ストラートデザインの本来の事業テーマである『ストレージ×アート』の、アートの部分をもっとお客様に知っていただければ、と思っています。具体的に言うと、アートのレンタルですね。

ストラートデザインは、ストレージとアートでオフィスをデザインする事で、企業の成長の縁の下の力持ちを担おう!という意味が込められています。“アート”は単に絵画だけではなく、空間デザイン、照明や香り、グリーンなど五感を刺激する様々な要素を含みます。定額サービスの中で、片付けだけではなく、空間を彩る要素も一緒にご提供できることか、

私たちならではの価値と考えています。

例えば中小企業でも、アートの要素を取り入れて働く環境に変化を加えて生産性を上げたい、というような潜在的ニーズがあると思うんです。お花飾を飾って季節感を出してお客様を迎えたい、など。でも社員さんだけではどうしてもそこまで手が回らないし、そのために人を雇うのも違うな…。そういう企業さんにストレージとアートの両方を、月額の安い金額で提供できるようなサービスをしていきたいです。


── ストラートデザインに仕事を任せたら、お片付けだけでなく動線も改善され、アートも飾ってくれて心地よいオフィスになるわけですね。

今日はどうもありがとうございました。


大德さん:ありがとうございました。また遊びに来てくださいね!





まさに片付けはDXならぬCX(コミュニケーション・トランスフォーメーション)ですね。弊社も社名にcte.(コミュニケーション・トランスフォーメーション・エンタープライズ)を掲げている以上、動線を考えて無駄なストレスを生まないオフィスにしなければ…社長に内緒で大德さんに頼んじゃおうかな(笑)


てらすラボアワード2033

 

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