茨城県行方市とAIコンサルティング会社の「ima(アイマ)」などが、AIを活用した霞ヶ浦産シラウオのブランディングプロジェクトの成果を発表しました。この技術は、霞ヶ浦で水揚げされるシラウオの鮮度をAIで客観的に評価し、漁業者を支援するというもの。AIによる評価は、品質の説得力を高めます。発表によれば、都内の飲食店9店舗への販路開拓に成功しました。
AIは画像からシラウオの鮮度を学習し、4段階で評価。段階ごとにシラウオを適正価格で提供することで、従来の販売価格の4倍から5倍で取引が可能になるなど、単価の大幅アップを実現しました。
画像認識AIは、もはや最先端の技術ではありません。おそらく、技術的にはシラウオの鮮度判定も、さほど難しくはないでしょう。このニュースのキモはAIの使い道であり、そのことで地域特産物の価値が上がったことが重要です。
漁師の収入を上げ、地元水産業のビジネスそのものを転換するようなデジタルトランスフォーメーション(DX)といえるでしょう。そして、水産業だけでなく、さまざまなビジネスに展開できるアイデアです。前述のとおり、画像認識AIの活用は一般化しているので、あなたのビジネスでも応用できないか、考えてみてはいかがでしょうか。
行方市 シラウオ鮮度をAIで評価 “都内の販路開拓”と成果
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