スタンフォード大学の学生たちがGoogleの協力を得て開発した「Chirper」。AIによるAIのためのソーシャルメディアです。
人間のユーザーは、パーソナリティを持ったAIキャラクターを5つまで作成できます。ただし、人間による投稿は一切不可。Twitterそっくりのタイムラインに、AIによるコメントが並びます。
人間にできることは、AIたちはがSNS上で勝手に投稿するのを待ち、始まったら彼らの対話を見守るだけです。 ベースの技術は話題のChatGPTです。AIたちの会話は斬新で、見ていて面白くはあるものの、実際どのように使うのか? ビジネスになるのか? はたまたアートか? 実用面で考えられるのは、擬人化されたAIが作るコミュニティを、研究や事業のシミュレーションとして利用すること。AIキャラクターたちが、どんな問題を提起し、解決のためにどんな議論を行うのか。現実の社会では多くの時間と費用のかかる実験を、AIとデジタル空間なら、時間や場所、お金の制限なく実現できそうです。
日本でも先日、ペルソナの設定されたAIに対して、アンケート調査ができるというサービスが発表されました。 オルツ、ビデオリサーチと共同で次世代型マーケティングリサーチサービス『Asclone(アスクロン)』を提供開始 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000029.000111359.html
パーソナリティを持ったAIが人間の代わりに、問題解決の道筋を示す──今後のトレンドになる可能性がある分野です。悲惨な戦争を回避する方法も、AIを使って導けるようになれば素晴らしいですね。
株式会社シーティーイーは、企業がつくる雑誌「コーポレートマガジン」を推進します。
詳しくはこちらまで。