「パーパス経営」というキーワードが注目を集めています。パーパスは直訳すれば「目的」で、自社の「存在意義」「志」に通じます。パーパスを軸に経営する企業は、業績や株価も高いとされます。
経営学者の名和高司氏は「パーパスを通じて自分たちが世の中にどう役立っているかと気づいた企業は、一人ひとりの社員の気持ちが高揚する。その高揚感が生産性・創造性の高さをうむ」と解説します。
パーパスの貴重な資料となるのが「社史」です。どんな志を持って会社が設立され、どのように受け継がれてきたか。ウォーレン・バフェットは投資の際に「必ず社史や会社の原点のストーリーを見る(名和氏)」そうです。
大企業では、辞典のように分厚い社史が制作されることもありますが、あまり肩肘を張る必要はありません。雑誌の特集をひとつつくるくらいの感覚(10〜20ページ)で、社員や顧客、地域社会の人たちに「読んでもらえる」社史づくりをおすすめします。紙媒体のデザインや組版、印刷にはコストがかかるので、Webサイトや企業ブログでの公開からはじめてもよいでしょう。
企業が制作するコンテンツは、社内の出来事や実績のアピールが強調されがちなので、注意してください。まず、時代ごとの世相や、社会、顧客のニーズを分析し、読者の関心をつかむことが重要。そのうえで、社会に対する自社の取り組みをストーリーにするのが、読んでもらえる社史づくりのコツです。
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